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海上釣堀マル秘テクニック
青物を釣る為の「意外な知識!?」
今回は、海上釣堀の「青物」について、いくつかの「引き出し(釣りネタ)」をご紹介します。
全ての釣りは可能性の追求!!一つでも多くの可能性に掛け、手を変え品を変え、思い尽く限りの手を尽くす。これこそが一尾でも多くの魚を手にする、唯一の方法なのです。「集中→休憩→集中→休憩」という自分の中でのリズムを持って釣りに望んで下さい。
釣りの経験の有る方なら、誰でも知っている事とは思いますが、集中力が途切れると、途端にアタリが無くなり、釣れ無くなります。これがまた不思議な位…。疲れて集中力が切れた時は、思い切って休憩を取るようにして下さいネ!それでは本題に入ります。
■「水面直下で泳いでいる(見えている)不届き青物について」
これも海上釣堀で良く見る光景ですよネ~!思わずタモで、すくいたくなりますよね~。(無理ですけど…)、そこで一言、「見えている“青”は喰わん!」と決め付けていませんか?そんな方は覚えておいて下さい。
ズバリ!喰います!!(断言)
海上釣堀ではシマアジ同様、状況、やり方によっては喰わす事が出来るのです。知っている方はニヤニヤしながら再確認、知らない方はぜひ覚えて“引き出し”の一つに加えて下さいネ!まず青物の泳ぎをしっかり見て下さい.
ゆっくり落ち着いて泳いでいる様なら、このまま、いくら釣り餌を与えてもダメです。釣れません。
すばやく機敏に泳いでいる(走っている)様な時は、100%とは言いませんが6~7割方、かなり高い確率で口を使ってきます。
そこで、海上釣堀での釣り方ですが私も含め、色々な方々に色々な釣り方をして頂いた結果、ダントツに効果があった釣り方は、魚の切り身、冷凍イワシ等の比較的に「小さな釣り餌」の「自然落下」です。
オモリ無しで(ノー・シンカー)、前もって回遊ルートを予測した上で、なるべく魚の目の前付近をゆっくりゆっくり通過する様に、投入場所とタイミングを心掛けて下さい。かといってあまり神経質になる事はありません。ただ根気良く、しつこくしつこくトライして行く事が、必要になります。口を使う時は、ある程度視覚に入っていれば、振り返ってでも、喰ってきます。
次にゆっくり落ち着いて泳いでいる様な時は、まず青物を興奮させる(怒らせる、イラつかせる)事が先ず、必ず必要になります。そこで生サンマ(冷凍の場合、良く解凍する)を、まるごと一尾使用します。アゴ掛けにし、ウキ無しでオモリは1~3号。中央よりも先に軽くなげる様に投入し、(この時、前方の他の釣り客に迷惑の掛からない程度に)
3m程沈めて早巻き!時々止める等のアクションを加えながら、とにかく水面近くで泳いでいる青物テリトリーを引っ掻き回す様に、ガンガンとサンマを暴走させてやりましょう。
ただ、これも根気比べ、サンマに付いてくる様になるまで頑張りましょう。ちなみにブリクラスになると、これで丸呑みします。ただ、ここではあえて、通常の釣り方を前提にしてますので、サンマは活性を上げる為の道具と考えて下さい。エギやルアーフィッシングをする方は、あまり苦になる作業ではありませんよネ!
しっかりサンマに付いてくる様になり、たまに体当たりする様な仕草が見られたら、すぐに、釣り餌を切り身系に切り替え、オモリを外して(ノー・シンカー)投入します。
私たちの目の前で。ゆっくりと落下する釣り餌を一気に食らい付き、丸飲みする様を、皆様もぜひ体感してみて下さい。これは結構病み付きになりますよ~!もともとこの釣り方は、海上釣堀に古くから伝わる“青物リレー釣り”で、青物の追い喰いする習性を生かした釣り方の応用です。死んだ付け餌のサンマに付いてくる青物に対し、追い喰いさせると言う原理で、ベテラン青物師の「定番釣法」の一つ、でもあります。その他、サンマをまるごと使った釣法は色々とありますが、それはまた次回に…!
■「海上釣堀での青物の釣り餌は、釣り餌店やスーパーで買う魚介類だけではありません!…意外とこんな物が…。」
ここでは、海上釣堀の青物に有効な「意外な活き餌」をご紹介します。一尾でも多くの青物を仕留める為に、ぜひ参考にして下さい
結論から言うと、「現地調達」です。!!
これは皆さんが海上釣堀で釣りをしているイケスの“外にいる”魚が、実は、もっとも良く釣れる釣り餌なのです。「にわかに聞いた事がある」「イケスの外の魚を釣り餌に青物を1度釣った事が有る」とか、そのレベルの事柄ではないのです!
信頼性の上で、最高レベルの「釣り餌」なのです。海上釣堀以外のどんな釣りに関しても、「その時、その場所で食べている物に勝てる餌は無い!」と、どのプロ、名手でも口を揃えて、そう言われ、各釣り業界でも実証済の事柄です。
海上釣堀においてもそれは同様で青物も、イケスのネット越しに常に外を眺めては外に居る小魚やイカ等を狙っているのです。しかもなんと、人間がよそから持ってきた(買ってきた)魚とイケスの外周辺に居る自然の天然魚との区別が付いているのだと、業界人は言います。
例を挙げると、釣り餌店で買ってきた「活き豆アジ」とイケスの外に居る「活き豆アジ」との区別が付く、という事です。
私もこの話を聞いた時、「えーっ?うそやろー!」と思いました。が、試しに比べて見ると、唖然!1度イケスの外で釣った豆アジを使うと、買ってきた豆アジには全く反応を見せません。その代わり、イケスの外で釣ったアジには、面白いぐらいの反応を見せ良く釣れるのです。それは豆アジに限ったことで無く、グレの稚魚、サヨリ、イワシ等の、要するにイケスの外に自然にいる天然小魚なら、何でも飛び付いてくるのです。もちろんベラやカマス(小型な物)もです。
海上釣堀のイケスの外で釣れる小魚なら1年中バッチリなのです。今では、私の釣り友達は全員いつでも「波止釣り」か「イカダ釣り」タックルを用意して、海上釣堀に行きます。私も最近、チビグレで青物を3本ゲットしています。何と「グレ」で、ですよ!
海上釣堀で、餌取りの多い時になると悩まされてストレスを溜めたことありませんか? これからは「おっ!今日は、餌取り小魚がたくさんおるぞー」と、喜んで下さい。イケス内の青物も餌取りの多い時期になると、豊富な小魚(餌取り)に全神経を向け喜んでいるのです。
ここで注意!!
1度イケス外の小魚を釣り餌で使うと、買って来た釣り餌には、全く反応しなくなる事が良くあります。せっかくお金を出して買って来た釣り餌ですから、先ずは買って来たアジやイワシ等で釣り、全く釣れなくなってから、イケス外の天然小魚で釣るように、なるべく無駄を無くす様に心掛けて下さい。
次回、「これでは終わらぬ青物知識!」を掲載します。お楽しみに!!
〔 筆者おすすめエサ 〕
