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海上釣堀マル秘テクニック
これでは終わらぬ青物知識!
今回は、前回の青物を釣る為の「意外な知識!?」の第2弾「これでは終わらぬ青物知識!」を、ご紹介します。
海上釣堀では、釣法、テクニックはもちろんの事、釣り餌の使い方(使いこなし)も釣果を上げる為には、重要な要素になります。そこで今回は、その「釣り餌」のちょっとした工夫を、青物をターゲットに、ご紹介したいと思います。
■「活きアジをもっと使いこなそう!!」
皆さんは、海上釣堀の青物をターゲットに、活きアジを多用する事は当たり前でしょうが、どの様にこの「活きアジ」を使われていますか?鼻掛けにしたり背掛けにしたり…、ん~っ、あとは大きさの選択をする事ぐらいですか?ならば…。
ここで、もう一つ覚えておいて下さい!皆さん活き餌と言えば、先ず“活きが命”と思っていませんか?
確かにほとんどの魚に対しては正解なのですが、フィッシュイーター(活き魚を摂餌する魚)については、必ずしもそうとは言えないのです!その時の活性状況によって、元気の良い(活きの良い)釣り餌に反応が良かったり、または、元気の無い弱った釣り餌に高反応だったりするのです。
意外と皆さんの中で、青物の釣り餌を考えた時に、「活き魚と切り身」と、大きく2分されていると思います。冷凍イワシやキビナゴ等、含めても、「活き餌と死に餌」、表現を変えただけで、意味は同じ事になります。
そこで、あともう一つ、「弱った活き餌」と言うカテゴリを、頭に入れておいて下さい!
しかし、元気の良いアジをどうすれば「弱ったアジ」に、出来るのか!これが重要で、単純に痛めつけて、または、しばらく水の外に出しておく…ではダメ!!反応はありません。
大切なのは、「自然な弱り」です!
自然界にいる魚は弱ると先ず群れから離れ、そして次第に不規則な泳ぎに、変わります。一方向にくるくる回りだしたり、極端に上下運動を繰り返したり、または、泳ぐのですが、きちんと進めなかったり…そして最後には、横たわり…なんだか自分の気分までブルーに…。
気を取り直して…、まあこんな感じです。で、一番の摂餌効果のポイントは「不規則な泳ぎ」に、あるのです!完全に弱り、横たわってしまう前の「不規則泳ぎ!」これが一番の摂餌ポイントなのです!
そこで、海上釣堀でもその“不規則な泳ぎ”を活きアジに演出してもらうのです。では、どうやって???
海上釣堀の場合、ウキ釣りで活きアジを使っている方なら誰でも経験のある事で、他人とお祭りをしない為に、アジが泳ぎまくらない様、ヒレを切りますよね~!ズバリそれです!
ただし、多少工夫が必要で、右か左どちらかだけヒレを切り取り、クルクル回るようにしたり、もしくはヒレと言うヒレを全部(背ビレも尾ビレも)切り取って「きちんと泳ぐが進まない」を演出したり、活きアジに“不規則な泳ぎ”をしてもらうのです。
このようにする事で、活きアジ使用時において「アタルが喰わない」「どんな釣り餌でもダメ」と、言う時に是非試してみて下さい。また、前アタリ~本アタリまでの時間が極端に長い時にも効果がありますよ!
※注意※
海上釣堀で青物を狙う時は、貴方の釣りをしているイケス全体で、五目のアタリが「ピタッ」と無くなった時がタイミングです!マダイやシマアジが釣れている時に、青物を狙っても、それは交通事故的な確率で、効率の良い釣り方とは言えませんよネ!
魚の事は魚が一番良く分かっているのですから…。五目がアタっている時は五目を釣り、五目のアタリが無くなったら青物を狙う!心掛けて下さいね!多魚種大漁の為に!!
次回、「さらに続く!寒ブリだって狙って釣れる!」です。お楽しみに!!
〔 筆者おすすめエサ 〕
