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海上釣堀マル秘テクニック
さらに続く!『寒ブリだって狙って釣れる!』
海上釣堀では近頃、毎年11月中旬くらいから(宿によって前後しますが)正月にかけて、10kg~15kgまでの大ブリを連日放流する宿がかなり増え、今では「冬の風物詩」と言える程にまでになってきています。その為か、12月のクリスマス時期~年明け3日位まで、ほとんどの宿が半年前から「満員御礼」状態。中には年末に海上釣堀に釣行に来たお客さんが、帰りにそのまま次回の年末釣行の予約を入れて行くなんて人も数多くいるぐらい、海上釣堀の年末年始は、年々加熱の一途を辿っている状況にあります。
それもそのはず、どこのご家庭も年末年始は、特に魚介類を絶対的に必要とする時期。しかも近年、漁獲量の激減に伴い、次々に価格も高騰。昔は安かった魚でさえも今では魚そのものが少しづつ、高価な食材になりつつあります。
そんな中、私を含め、釣りバカ親父達がこんなに絶好な機会を逃すはずがありません。普段は肩身の狭い思いをしながら「誰々さんが行こうとうるさいから…」と友人のせいにしたり(笑)、「今回は会社上司の接待だから仕方ない」とか、はたまた「出張に行ってくる!」と、まるっと嘘をついてしまったり(笑)とか、まぁ~ありとあらゆる嘘と口実を、普段使う事無い脳まで全力でフル回転させ、並々ならぬ努力しながら「次はいつ行ける?」と、次回の釣行を指折り数えて待ち焦がれている人は、私だけでは無いはず(笑)。
そんな日常の中で、まさに年末年始の釣り場は、釣り人にとっての“聖域”。その現場(釣場)に立てば、その瞬間から“聖戦”が始まるのです(笑)。いつもは鬼のような顔した母ちゃんも(笑)この日だけは“天使のような微笑”で「頑張ってネ」と優しく送り出してくれる。あっ…私の友人の場合は「あんた!釣ってこなかったら○×△□だゾっ!!」と脅してくる、らしいですが…。えぇ…もちろん友人の話ですよ(泣)。
と、いずれにしても後に引けない大切な釣行、しかも目の前には、小学生位の人なら乗れそうな程のドデカイ大ブリ。これは熱くなるしかないですよね~!そこで前書きが長くなりましたが、そんな健気にも熱い親父さん、もしくはお母ちゃん方々に、少しでもお役に立とうと今回は、海上釣堀の冬季限定“大ブリ”をターゲットに“引き出し”をご紹介致します。…では本題に。
■『海上釣堀での“大ブリ”の活性を見極める。』
まず、海上釣堀でこんな声を良く聞きます。「今日はワラサしか喰わん!」もしくは「大ブリは狙っても釣れん!」と、運まかせな発言。これは間違いです。
ここで覚えておいて下さい。「大ブリもワラサと同じ」です。ワラサの活性が上がっていればブリも(活性が)上がり、下がればブリも(活性が)下がります。海上釣堀の魚は、自分と魚体の大きさの近い魚に、より敏感に反応します。ですからマダイでシマアジの活性も上がりますし、また、シマアジでマダイその他五目の活性も上がります。また、前回でも申し上げたとおりマダイを沢山暴れさせる事で、青物の活性も上がります。
次に「大ブリはワラサの後方少し下」です。海上釣堀においてブリは必ずワラサの後ろで、2m程下を、しっかり追尾して回っています。ぜひ引き出しの一つとして覚えておいて下さい。
■ワラサが「見えている場合」の釣り方
次に釣り方です。まず、ワラサが見えるタナで回遊している場合「かわし釣り」をします。これは少し高度なテクニックが必要とされます。3号位のオモリを針上20cm程の位置に付け、操作性を良くしておきます。釣り餌は…
1位…カツオの肝(&ハラモ)、イカわた(中)~(大)
2位…サンマの切り身
3位…冷凍イワシ。
活き餌は見釣りでは余り効果はありません。食べるのに時間が掛かる為、一口で一気に食べれるものを優先するようです。見えている状態では、魚も警戒しているのかも?…。
そして、いよいよ実釣。ワラサ集団の先頭少し手前で一気に落とし込み、ワラサの居るタナの下、約2~3mの深さで止めます。この時ワラサの後方についているブリが通過している事を“イメージ”して、なるべく回遊ルート上に付け餌(サシエ)がある事が重要です。私も含め釣友は目印糸(ウイリー)を適当な位置に付け、タナのコントロールをしています。
以上がワラサが「見えている場合」の釣り方で、次に「見えていない場合」の釣り方をご紹介します。
■ワラサが「見えていない場合」の釣り方
見えない所でワラサをかわす、と云う事は出来ないので、大ブリにしか食べられないだろうと思われる釣り餌を使います。
まずは、サンマ丸ごと1尾。これはベテランブリ師なら定番の常備餌。そのままアゴ掛けし、少しだけ遠投し、底まで落とし込み、「早まき」→「止める」→「早まき」→「止める」を繰り返し、5投程行ってアタリがなかったら、しばらく間をおき、またチャレンジ、このやり方で大ブリ坊主無し、と言う方は沢山います。
その他、サンマの魚体に沢山の切れ目を入れてもOK!続いてイカわたの特大サイズを活きアジに抱かせてどん底で待機!(…ついでにPR!当社「抱きゴロ」好評発売中!!)
■忘れないで覚えておいて下さい!■
そして、最後に覚えておいて下さい。「大きな魚には大きな釣り餌」良く聞く事とは思いますが、案外、大きな釣り餌を見ると人間の方が「こんな(大きな)釣り餌で?」と、「釣り餌負け」される方は多いと思いますが、魚も自分の魚体に合った大きさの餌を選びます。本気で大ブリをゲットしたいのであれば、「ドデカイ釣り餌」にチャレンジして見て下さい。
せっかくの釣行、色々試さなきゃ勿体無いですよね。食べて美味しい!貰って嬉しい!そして、とことん奥深い釣り、安全な釣り“海上釣堀”もっともっと楽しんで頂けるように…。
次回、泣く子も黙る!「超高級魚クエ&ハタマスの豆知識!」です。お楽しみに!!
〔 筆者おすすめエサ 〕
鰯でカイケツ
鰹の肝血/肝だけSPL
