新たな素材の探求

新たな素材の探求

~自社開発「CS-pw」集魚活性増進エキス~

「CS」とは、当社が名付けたクリサリスの略称で「サナギ」を意味し「蚕のサナギ」を指します。
蚕のサナギは、一般的にボイルや乾燥粉末されたものが利用されており、主にウナギや鯉、ヘラブナ、淡水観賞魚のエサとして広く知られ、海水ではチヌ(黒鯛)の釣りエサなどは有名です。また、非常に栄養価の高いことから品質の良いボイルについては食用(健康食品)としても一部市場に流通されています。

サナギ単体がもつ魚類誘引・摂餌刺激能力は淡水魚に対して有効であり、海水魚については一部の雑食性魚類を除き、あまり効果的ではありませんでした。しかし他の誘引、摂餌刺激物質を複合的にバランスよく配合することで、従来の有効成分を時に上回る程の強力な誘引、摂餌効果を得られることが分かりました。

~海水魚への活用開発~

成分保有率の高い「純国産生サナギエキス」に「2種の酵母・穀物性濃縮アミノ酸・ペプチド・発酵性ビタミン」などを適正なバランスと濃度で配合することでその複合相乗効果により、殆どの海水魚に非常に高い誘引・摂餌効果の増進が安定的にみられることが確認されました。また、海上釣堀での実釣テストでは「シマアジ、真鯛、ハタ類、イサキ、その他低活性時の青物」で活性刺激反応が確認されています。これが当社が独自開発した「CS-pw(クリサリスパワー)」です。

今後は、その複合配合バランスの変更、その他加工用途により、あらゆる海水魚に対応した新たなエサの開発が期待されるとともに、さらに既存の釣エサ市場(しじょう)に厚みが加わります。